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上エッチ新幹線

第4章 浜崎健太の事情②

「気安く呼ばないで」
「だ……だって理佳は俺のこと好きって……
だから俺……」
「さっきまではね。だから不合格」

掌を返され冷たくあしらわれても
それは既に遅く
俺は理佳の虜になっていた。

「不合格って……理佳のカレシとして?
先にイッてしまったことは謝るから」
「試験に不合格」

理佳は冷たく言い放った。

「試験て……なんだよそれ」

そう言いながらも思い出した。

株式会社NIKAIDOHの本試験。

「ホストの試験。ここは風俗車両。
あなたみたいな自分本意のセックスじゃ
お客様は喜べない。自分だけイクとか
言語道断」

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