テキストサイズ

上エッチ新幹線

第4章 浜崎健太の事情②

トランクス一枚の俺は
熊谷駅で余儀無く降ろされた。

「こんなこと……許されると思ってんのか!
訴えてやるからな!」

俺を抱えていた男は
俺の叫びに一切動じなかった。

「訴えて恥をかくのは貴様だ」

スーツや鞄を投げ付けられ
上越新幹線の扉は閉まり発車した。

仲谷の上で揺れ動いている菜々子が
俺の目の前を通過した。

狐につままれた気分だった。

後にこの風俗列車が
合法化されていることを知る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ