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上エッチ新幹線

第46章 桐生彩乃の事情④

「疑ってるのか?菜々子とは何も無かった」

慎之助の耳がピクッと反応を示した。

「そういうことじゃなくて……」

慎之助と菜々子のことは二の次。

「俺には彩乃だけだよ」

それも……二の次。

「彩乃も俺だけだよな?」
「ぅん……」

どう接すればいいのか困惑する。

事実を打ち明けてしまったら……

慎之助と私はどうなってしまうの?

別れたくはない。

でも一緒に居ることも辛い。

「ごめん……ちょっと体調悪いかも……」

今は一人になりたい。

慎之助に帰ってほしい。

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