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上エッチ新幹線

第47章 仲谷慎之助の事情⑬

彩乃の家族写真。

見覚えのある男性が写っている。

見覚えがあるどころか幼少の頃
父親のように慕っていた男性。

やまとさんだ。

そっか……苗字ではなかったのか。

事の重大さより
まずそれが頭に浮かんだ。

それは予備知識があったから。

『互いを深く知りすぎないように』

真知子社長の言葉。

そして先程まで一緒に居た菜々子の言葉。

『二人の間に入り込む余地は無い』

真知子社長、理佳そして菜々子は
俺と彩乃に血縁関係があることを知っていた。

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