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上エッチ新幹線

第49章 桐生彩乃の事情⑤

「いいですよ。俺の前ではパパで」

慎之助は姉が砕けた感じで
接してくれることが嬉しそうだった。

「ほら。慎之助くんだってこう言って
くれてるし。さすが弟だわ」
「でも、パパって呼ぶの愛人みたいじゃん」

姉の顔が一瞬ひきつった。

だが、すぐに笑顔に戻った。

「慎之助くんの前で軽々しく愛人なんて
口にしちゃダメでしょ。ごめんね慎之助くん。
気が利かない妹で」

愛人の子供である慎之助に
気を遣ったが故に
姉の顔がひきつった?

なんかシックリこない。

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