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上エッチ新幹線

第50章 仲谷慎之助の事情⑭

「彩乃が羨ましいな。慎之助くん若くて
イケメンだし」

バスローブに着替えた沙也加は
俺の隣へ座った。

「お姉さんカレシは?」
「ぅん……彩乃のことが羨ましいっていうのは
そういうことじゃなくて……ね……」

答えではない答え。

「どういうことですか?」

聞いてほしそうだから話を合わせる。

「彩乃には絶対に言わないでほしいの」
「大丈夫ですよ。他言はしませんから」

沙也加は大きく深呼吸をした。

これから俺に打ち明ける事柄に
余程の覚悟が必要なのか。

「パパと私……デキてるの……」

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