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麻琴は翼のおかげで自分の胸に
自信が持てるようになった。

そんな感謝の意を込め
谷間に顔を埋める翼の頭を撫でる。

「翼……ありがとね」
「俺、麻琴に礼を言われるようなこと
したか？」

翼にはまるで自覚が無かった。

翼のおかげで麻琴は立ち直ったというのに。

ただの爆乳好きと言われてしまえば
それまでだが
麻琴に対しての好意もある。

麻琴は二週間に一度の割合で
翼を指名し、この列車を利用していた。

麻琴は翼と一緒に居ると気持ちが安らぎ
無くてはならない存在になっていた。