
異世界での出来事
第3章 村人A
(今日でも、明日でも、大して変わらん。)
その考えが龍之介のツキの無さを物語っていた。
その日の夜、城では、龍之介の帰りを待ちわびる桶を持ったうら若き乙女の列。
綺麗になれるのなら、あんなことや、こんなことされても大丈夫とさえ思っているのに。
そんな事になっていようとは夢にも思わない龍之介。
取り敢えず、寝るとこ作らねば。
小屋ひとつない台地に放り出され、寝るとこない、食べ物ない。おまけにお金ない。
手始めに、山からツルを取ってきて、等間隔に結び目を作る。
3・4・5。「出来た!」ピタゴラス。直角三角形である。
これを使って、区画整理。測量が済んだら、配置を考える。
畑の区画(南)。動物を飼う区画(西)。住居区画(東)に、作業区画(北)。
区画が出来たとろで昼飯にする。
山に入って、林檎の木。木苺に葡萄?全く季節感のない山だが背に腹は替えられない。
美味しくいただいていると、目の前を兎が通り過ぎる。「肉だ!」
追いかけるが捕まえられない。
そう、武器を持っていないのだ。
これでは狩猟できない。
諦めて昼からの作業に取りかかる。
寝るとこ作るか!
賢者様から、生活のためにと貰った、スコップ、鍬、ツルハシ、ナタにノコギリ。
スコップで小高い丘の東側を削っていく。
簡単に削れる粘性土だった。これは使えるぞ!粘土でレンガを作ろう!
作業区画に粘土を運ぶ。レンガの家を作ろう。塀壁もレンガで。
掘削面に斜めに枝を立て掛け、大きな葉っぱで覆うと簡易テントの出来上がり。
残土でレンガを作る。余るものなし。
形や大きさを整えて、天日干し。焼き物を作る釜も粘土で作る。
釜は最初は空炊き。耐熱性を持たせるためだ。
燃料の薪は、山から木を切る。
山の事を考え、木の切りは間伐で。密集しているところを切ることに。
その考えが龍之介のツキの無さを物語っていた。
その日の夜、城では、龍之介の帰りを待ちわびる桶を持ったうら若き乙女の列。
綺麗になれるのなら、あんなことや、こんなことされても大丈夫とさえ思っているのに。
そんな事になっていようとは夢にも思わない龍之介。
取り敢えず、寝るとこ作らねば。
小屋ひとつない台地に放り出され、寝るとこない、食べ物ない。おまけにお金ない。
手始めに、山からツルを取ってきて、等間隔に結び目を作る。
3・4・5。「出来た!」ピタゴラス。直角三角形である。
これを使って、区画整理。測量が済んだら、配置を考える。
畑の区画(南)。動物を飼う区画(西)。住居区画(東)に、作業区画(北)。
区画が出来たとろで昼飯にする。
山に入って、林檎の木。木苺に葡萄?全く季節感のない山だが背に腹は替えられない。
美味しくいただいていると、目の前を兎が通り過ぎる。「肉だ!」
追いかけるが捕まえられない。
そう、武器を持っていないのだ。
これでは狩猟できない。
諦めて昼からの作業に取りかかる。
寝るとこ作るか!
賢者様から、生活のためにと貰った、スコップ、鍬、ツルハシ、ナタにノコギリ。
スコップで小高い丘の東側を削っていく。
簡単に削れる粘性土だった。これは使えるぞ!粘土でレンガを作ろう!
作業区画に粘土を運ぶ。レンガの家を作ろう。塀壁もレンガで。
掘削面に斜めに枝を立て掛け、大きな葉っぱで覆うと簡易テントの出来上がり。
残土でレンガを作る。余るものなし。
形や大きさを整えて、天日干し。焼き物を作る釜も粘土で作る。
釜は最初は空炊き。耐熱性を持たせるためだ。
燃料の薪は、山から木を切る。
山の事を考え、木の切りは間伐で。密集しているところを切ることに。
