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異世界での出来事

第7章 つくるぞ!カントリーパークを

翌日の朝から始まった農作業。

4組の中年夫婦が作業場にいた。

「おはようございます。今日も1日よろしくお願いします。

まずは、開墾からしますので鍬で耕してください。

奥様方は、レンガ作りを手伝ってください。

ラーシアとスキアに作り方を聞きながら始めてください。」

暫く仕事の様子を見ていたら、ナーシャさんが子ども達を連れてきた。

「おはようございます。」とあいさつを交わし、子ども達は各々仕事に取り掛かる。

こちらは慣れた様子なので御任せにして、山に狩に行く。

「物々交換でもいい」と言った手前、交換する物がないではすまされない。

急ぎ支度をし山に入る準備が出来たので、山に向かって歩き出した時のことだった。

「そっちは危ないから行ってはダメよ!」と大きな声が聞こえたので

振りかって見ると俺に言っているようだ。

「大丈夫ですよ。食料の調達に行ってくるだけですから。」

忠告も聞かずに山に入っていく。

山に入れば、ワルサー改とコルト改の出番。

山鳥にうさぎと鹿。肉はこれくらいでいいかな。

あとは季節感のない果物だ。

りんご、野いちご、少し奥まで行ったところにバナナ。

そうだ!今日はミックスジュースができるな!

果物をバックに入れて、家路を急ぐ。

時計の針は9:40。

来た道と違う道を歩いていたら、前に進めない。

スズメバチの大群。しかも大きな巣がある。

ワルサーとコルトを出し、手の汗を拭く。

撃ち損じたら刺される。刺されるだけでは済まないだろう。

両手に魔力をチャージ。出力60%。

大群の真ん中目掛けてコルトを撃った。

当然、1発では全てが居なくなってくれない。

生き残ったスズメバチが狂ったように飛び回る。

最初は気付かなかったが、身震いしている自分に気が付く。

幸いなことに、まだこちらに気付いていない。

スズメバチは応援部隊が巣の中から次々飛び出してきている。

これでは切がないと、巣に向けてワルサーを撃った。

巣はバラバラになり、中に居たハチは全滅した。

あとは飛んでいるハチだけなので、ここで冷静になることが出来た。

ワルサーをフル充電して、ぶっ放す!

飛んでいたハチを全て片付けて、残っている蜂蜜が戦利品となった。

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