テキストサイズ

異世界での出来事

第7章 つくるぞ!カントリーパークを

次の日の朝、起きて外へ出ると、エミリとミーナが居た。

「おはようさん。」

「おはよう。」とエミリが返すが、ミーナは黙ったままだった。

(怒っているんだろうなぁ~。)

朝ごはんを狩りに山へ。

山鳥にうさぎが狩れた。

帰りがけに果物を採り、自宅へ帰る。

コップに牛乳を入れて、うさぎの丸焼きを並べる。

スキアとラーシアも起きてきたので朝食にした。

ミーナが、かぶりつくように食べている。

相当腹が減っていたのだろう。

牛乳はお替りするし、うさぎもしっかり食べていた。

そういえば最近、エミリが大人しく食べているなぁ。

最初の頃はミーナと同じように食べていたのだが....変わるものだ。

「ミーナさんもここで働きたいの?」

「食べさせてくれるなら、何でもするわ。」

「そうか、なら、判らないことはナーシャさんに聞いて。」

ご飯を食べ終わった頃に、ナーシャさんと子どもたちがやってきた。

「おはよー。今日もよろしくね。」

「おはようございます。よろしくお願いします。」

元気のよい挨拶だった。

10時のおやつを用意していると、雇っている村の人がやってきた。

「今日もよろしくお願いします。」

各自の作業に取りかかったので、今日は裏山ではなく、村の前の森に入ってみよう。

昨日、青年が襲われたし、少し魔物を退治しておこう。

ラーシアに行き先を告げ、10時のおやつを頼んで出発する。

村を出るときに、村長さんに許可を貰う。

青年たちが睨んでいたが無視して門を出る。

あれだけ睨んでいたので元気なんだろう。

お礼は言われなかったが、気にせず森に入る。

この森は豊作だった。

裏山では、数少ないウサギも沢山いるし、山鳥も多い。

気持ち悪い魔物も居るが、ワルサー改があれば問題ない。

魔石を回収しながらドンドン進む。

鳥の巣があったので、卵も回収する。

裏山よりよい狩り場だ。

ワルサーとコルトを交互に使い魔物から鳥まで何でも狩る。

背中のバックパックがパンパンになったので村に帰る。

昼前には村に着くだろう。

森の中心に古い石碑があった。

石碑を見ると苔で覆われていて読みづらい。

‘危険、近寄るな。近くに魔物湧く洞窟あり’

近くを探すと石の板がもたれ掛かっている洞窟?があった。

丁度、三角形の入口になっていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ