テキストサイズ

異世界での出来事

第8章 南領「バーク伯爵」

ようやく、家に辿り着き、先ずは風呂に入る。

ご飯を食べて、まだ日は高いのに泥のように眠った。

次の日の朝早くに目を覚まし、馬車に野菜・牛乳を乗せて、皆が揃うまで待つ。

暇なので、裏山に狩りに出掛ける。

いつものように、鳥・鹿・果物を収穫して山から下山した。

皆が揃っていることを確認して「これから王都に行って、野菜を売る。」

エミリとミーナにスキアまでも手を挙げていた。

ラーシアを入れて、5人で出かけることに。

馬車の中でする事無いので、セクハラして遊んで2時間を過ごす。

王都に着いて、まず、冒険者ギルドに行き、ダンジョン・コアを見せる。

ギルトマスターのバルトさんも、もう驚かない。

査定してもらっている間に、スキアをパーティに加えた。

前回の時に、カードがなくメンバーに出来なかったためである。

冒険者ギルドで報酬をもらい、商業ギルドで1日販売券を購入し、大広場で店を出す。

王都の店屋が大量に購入してくれた。

お客の中には、うちの畑を見せてほしい。と、まで言われたので

場所を教えておいた。

大量購入のおかげで、1時間もしないうちに野菜は完売した。

残った牛乳を売ったら終わりになったので、4人に自由時間と金貨1枚づつ渡した。

昼食を王都で済ませて、3時のおやつまでには家に帰れるなぁ。

そんな事を考えていたら、豪華な馬車が前で止まった。

降りて来たのは「賢者様」

挨拶をして、近況報告をしておいた。

「この度のダンジョン攻略、誠にご苦労であった。王様から、今の南面に、新しく土地を譲る。」

土地の権利書を頂いた。

賢者様は、俺が攻略したのではなく、奴隷が活躍したものだと思っている。

話す口ぶりがそうだったので、出来る奴隷を購入して良かったと言っておいた。

当然、バーク伯爵にも、通達されるのだが、複雑になっていくことなど、この時にはまだ知らない。

賢者様とのやりとりが終わり、牛乳も売れたので、ご飯を食べて家に帰る。

ご飯中に、ラーシアが鱗と水晶玉の事を言ってきたので、それは俺の実験用だと告げておいた。

「どのような実験をされるのですか?」

「帰りのお楽しみ」それだけ告げておいた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ