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兄とイケないこと始めませんか?

第5章 やだっ……ヤじゃない……

「おもちゃ……初めて?」

ニヤリと微笑んだ翔馬兄の手には細かく震えるピンクの物体……

「んっ……おもちゃ?」

「んじゃ、初めまして……」

ブブブブブブ……

音の正体はこれか!!

「ひゃうんっ」

きゅっと押し付けられたそれは細かな振動を私に与える。 

なににれ!?

ビリビリとする強い刺激に、私は身体を震わせた。

「なぁ……お前、なんで壱兄が家出てったか知ってるか?」

「んっ……しらない……」

「俺らなんでこんな性欲強いんだろな?」

「んぁっ?……はぁっんっ……しらないっわよ……」

ピチャッ

翔馬兄がそっと私の耳を舐める。
吐息とあいまって、くすぐったい。

「ふぁぁあっ……」

「壱兄かなりのシスコンだよ……俺、お前でシコってるとこ見ちゃったんだよね」

「えっ……」

翔馬兄の手はそっと私の胸の膨らみをとらえると、ゆっくりと円を描くように動かし始めた。

「あっ……んっ……あぁ、やめっ……」

「性欲強いの遺伝か?ま、親のセックスなんざ、興味ねーけどな」

翔馬兄の手のひらは胸と腹を行き来するように何度も何度も撫で上げる。
その度にビクビクと身体が脈打つ。

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