無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

それを合図に

耳朶に軽く歯を立てる
反対側の耳を、やわやわと指でなぞれば

かずの唇からは甘い息が吐き出された

わざと音を立てて、耳朶を舐めていく


「ま…くん、…んんっ」

かずにとっては初めての感覚

逃げようとする体を、自分で必死に抑えようとする仕草が…いじらしい


耳朶を唇で弄びながら、耳をいじる手を下にずらしていき
再び胸の辺りを撫でていく

さっきの影響なのか、固くなり始めている乳首に
…そっと指を置いた途端

「んあ…っ」

かずが大きく震えた


だけど…
今度は俺を受け入れようと必死に唇を噛み締めていて

指でそこを捏ねるように動かしたら、みるみるうちに
かずの体が赤みを帯びていった


まだ快楽を知らない体は、刺激をどんな風に受け止めているんだろう

いつもより高い、掠れた声と
甘さを含んだ吐息は

それを快楽だと証明してくれてるのかな


…だって

俺だって、同性を抱くなんて

初めてなんだ

俺だって、…不安なんだよ