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ここだ…感じる場所

所謂『ゼンリツセン』

快感だけを、感じられているのは
かずを見れば分かる

「まーく…っやめて…、おかし、くなる！」

呂律すら、回らなくなってきた


そのまま、指を増やしても
かずは甘く哭いていて

自身も、先端からは蜜が止めどなく溢れている

…今なら、苦痛は少なくて清むかも知れない


指を抜いて、ローションを垂らした自身をかずのソコにあてがった

「かず…挿れるよ」

俺だって、興奮で息が荒くなっている
余裕なんて、とっくになかった


「来て…っまーくん…欲しい…っ！」

譫言のように、紡がれた言葉

「ごめん…っ」

どうしたって訪れるだろう苦痛に、謝りながら
俺は自身を一気にかずの中に押し込めた


「うあ…っく…！！」

一瞬で、かずが苦しそうな表情に変わる

怖いくらいの締め付けに、俺の眉間にも皺が寄ったけど

受け入れる場所でない器官に俺を受け入れたかずの苦痛の方が、遥かに辛いのは分かるから

少しでも、安心させたくて
かずをそっと抱き締めた