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天気予報の恋人

第14章 chapter 14


「釣れたーっ!!」

嬉しいのと、魚に引っ張られる恐怖に勝てた喜びで
思わずまーくんに抱き付いた

まーくんも嬉しそうに、髪を撫でてくれている



「ガキか…」
潤くんが、呆れたようにこっちを見て笑っていた

だけど、リーダーがいるからなのか
嫌な感じではなくて

「だって嬉しいんだもん!」
べーっと舌を出すと

「こっちはもう5匹だからなっ」
潤くんがドヤ顔をしてみせて


「二人ともおこちゃまだぞ…」
リーダーが、お腹を抱えて笑っていた

そして
「ここにいる間は戻っていいぞ!小学生になっちまえよ」

…どこか嬉しそうに、目を細めた

まーくんも、同じように嬉しそうな顔をしている


「…潤くん」
俺が潤くんを呼んだら

「戻ってやるか」
潤くんがニヤリ、と笑って見せた


潤くんが、Tシャツを脱いだ

「もう、恐くねーからな!」
そう言って、川に飛び込んでいく

「お!潤すげぇじゃん」
リーダーまで、シャツを脱ぎ出して、潤くんの所目掛けて飛び込んだ



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