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天気予報の恋人

第2章 chapter 2


1日目、僕は相葉さんと一緒に寝てもらった


僕が目を覚ましても

相葉さんはまだぐっすりと眠っていて



…まだ中学生なのに

オッサンみたいな鼾を掻いていて

何だか見ていて楽しくなった。



でもね

一緒に寝るのを嫌がらないでくれて

すごく嬉しかった。


僕を

ギュッてしてくれて

…凄く安心できたんだよ




先に起きた僕は

ベッドから降りて、パジャマから洋服に着替えた


だけど、その後がどうして良いか分からない。


朝ごはん食べたいけど、1人で下に行くのが怖い


相葉さんが起きるまで、待つしかないよね


仕方ないから

バッグからゲームを取り出して

ベッドの下に座り込んだ。





起こしたいけど

無理に起こしたら怒られるかも知れない

だから

起きるのを待つしか出来ない

…怒られるの、怖いから





お腹空いた…

もう9時過ぎてるよ?

相葉さん、起きてくれないかな





「入っていいかな?」

ノックの音がしたと思ったら

そーっとドアが開かれて

「翔ちゃん先生」が顔を覗かせた



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