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天気予報の恋人

第15章 chapter 15



リーダーの言葉に、俺は驚きのあまり
固まってしまった

…5人で、暮らす?

と、言うよりは
今のとこに潤が来るって事だよね


「…雅紀?」

「え、あ、ごめん」

「翔と、ずっと考えてたんだ

高校を卒業するまで待つのがいいのか、

…今から動いた方がいいのか」

リーダーの目は凄く真剣で
…冗談なんかじゃない事を物語っていた


「…後は、翔が来てからな

ただ、雅紀には先に伝えた方がいいと思ったからさ

ごめんな、いきなり」


「いや、…先に聞いといて良かった」
俺は、リーダーをしっかり見つめた

だって、それって
少しでも俺を認めてくれてるって言うか

翔ちゃんたちにちょっと近付けた気がするって言うか


何より、一緒に聞いて動揺する姿をかず達に見せたくなかったし


「俺らは、雅紀を信頼してるから」
リーダーが柔らかく笑う

「…明日、雨降るんじゃない?」

「なんだと?コラ」

「だって、リーダーがそんな事言うなんて…」

「俺は常に平常運転だぞ」


…軽くなった空気に、少しだけホッとした

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