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天気予報の恋人

第17章 chapter 17


確かに何かが違うから、今の先生達との生活があるのは分かってる

そして
俺には、先生でもリーダーでも
…増して親でもなく、まーくんが必要だと言うのも

だって俺は
まーくんがいれば笑える
泣ける


でも、それだけじゃないんだって

もっと、心から感情を出せるようにしたいんだって


まーくんの考えについていったら
俺は変われる?

まーくんは、嫌になることなく
俺の傍にいてくれる?


「かず…大丈夫だから

お前には、絶対にツラい思いはさせないから

だから…」

まーくんが、キュッと唇を噛み締めたと思ったら

「俺を、信じて」

…力強い、言葉だった

そうだよね

まーくんは、必ず俺に安心をくれる

怖いなんて、まーくんが一緒であるわけない



「荷物、片付け始めなきゃね」

「俺、全然ない」

「1つ1つ、足りないのは揃えればいいよ」
ー…そういう時間も、必要なんだからね



もうすぐ、新しい生活が始まる

何もかもが初めての、手探りの生活が

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