天気予報の恋人
第18章 chapter 18
まーくんのご両親は本当に優しくて
それに甘えっぱなしだった事を心から詫びた
最初は、一緒に暮らす事に反対してたのに
まーくんのおかげでそれも了承してくれたどころか
俺まで息子みたいに可愛がってくれていた
…実の両親は、高校を卒業した時点で完全に離れ
20歳の誕生日を迎えると同時に分籍するよう、手続きを行った
晴れて、俺は「親」から離れる事が出来た
ずっと待ち望んでいた
この瞬間
この時間
やっぱり一緒に迎えたかったよ
離れてから1年経ったって、まーくんを好きな気持ちは何も変わってない
俺があのアパートに残ってるのは
…まーくんは絶対に帰ってくると信じてるから
帰って来たときに
普通に「おかえり」って言いたいから
笑顔で「ただいま」って言って欲しいから
それに
まーくんが俺を見捨てるなんてのは
200%…いや、無限に有り得ない
そう、断言できるんだよ?