天気予報の恋人
第6章 chapter 6
「…だよな」
リーダーまで笑いだした
「ちょっと…!俺、そこまでバカじゃ…」
「「バカだろ」」
ひでぇ…とまーくんがウソ泣きしたから
思わず僕も吹き出してしまった
…気付いていた
いつも、何処か雰囲気が重くなると
誰かがそれを壊してくれて
僕の様子を気遣ってくれてる事に
なんで
先生も、リーダーも
こんなに僕を大事にしてくれるんだろう
なんでまーくんは
こんなに僕に優しいんだろう
潤くんにも
同じように潤くんを大事にしてくれる人
きっといるよ
だってね、リーダーと先生
潤くんの話をしている時
すごく優しい目をしてる
本当に、潤くんの事を心配して
動いているのが、こっちにも伝わってくるよ?
それは、先生だからとかじゃなくて
…何て言って良いか分からないけど、そんなのを超えた「気持ち」だって
潤くんなら、気付くんじゃないかな