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天気予報の恋人

第7章 chapter 7



だってね

僕とくっついてる、まーくんの胸

おんなじようにドキドキしてるよ?


それに

僕だって

違いくらいは、分かるよ?


学校では、そんな話いっぱい出てるし

誰と誰が付き合ってるとか

告白したとか

当たり前に話題になってるの


僕がね

その時に思い浮かべるのは

…まーくんなんだよ?



「おんなじだよ、まーくん」

「かず…」

「僕の【好き】も、まーくんとおんなじ」



僕、本当に今日はどうしたんだろう

まーくんに、伝えなきゃって思ったら

次から次に言葉が出てきた




「ヤバイ、俺も泣きそう」

まーくんが、ふざけたように目を擦ったけど

僕なんか

涙と鼻水で、ぐちゃぐちゃだよ


「ふふ、かず、顔がすごい」

まーくんが自分の服で、僕の顔をゴシゴシしてきて

「いた…っ痛いよ!」

でも僕が叫んだら、すぐに離してくれて


僕のほっぺを持つと

おでことおでこを、くっつけた

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