天気予報の恋人
第7章 chapter 7
もう、僕だって何だかわからなくて
ただ
思ってた事をまーくんにぶつけていた
「僕ね、まーくんがチュウしてくれたの嬉しかったの
まーくんは…そうじゃないの?」
「かず…っ」
突然、まーくんが僕を強く抱き締めた
「好きなんだよ、かず」
更にギュッとする
「俺、かずの事が好きで…
でも、まだかずは中学生だし、…同じ男だし
それに、今のかずの立場じゃ…っ」
まーくんが
ハッとした顔をして
いきなり言葉を止めてしまった
僕の、立場…?
何、それ
「いや、何でもない」
「…まーくん?」
「ごめん、今のは忘れて」
そんな事言われても
忘れるわけない
でも、これ以上は
聞いたらいけない気がして
僕も黙りこむしかなかった
「俺の、かずに対する【好き】はね、多分かずとは違うよ」
「……」
「俺ね、かずを…」
違わない
僕だって、まーくんと同じ【好き】