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空に見ている

第1章 そ


「紗香(サヤカ)〜帰ろ〜」



友達に声をかけられ…慌てて…窓際から目線を外す…



「あ、うん!帰る」



「―――紗香?なに見てたの?」




「ん?外…つーか空…」



ヒロノブ君を見ていたなんて…口が避けても言わない…




「最近、曇り続きだったからね〜…今日は、晴れだけど」



「だよね…今日は、暑いくらいかも」



まだ衣替えには、早い時期…




男子の学ランが……暑苦しく感じる…




ヒロノブ君だって…例外ではない…



暑そうだ――――――…


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