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エロース …ときめき探求物語

第9章 禁断ノート

『じゃあ、私はこのまま出張さーびすしてから直帰しますので、あとをよろしくおねがいします』
咲は
そう告げて
バッグに鎗田井の施術着と
自分の施術着をつめてから
夕方
テオーリアをあとにした。

先は鎗田井のアパートまでの道のりを
自転車で移動して
およそ15分
鎗田井のアパートの近くまできた。

咲はケータイで
鎗田井の自宅に電話を入れる…。

―――………
『あ。もしもし、私…昨日お電話をいただいた、テオーリア双葉ショッピングセンター店の咲良です。今、鎗田井サマのご自宅の近くまで来ました。今からお伺いしてよろしいでしょうか?』
と咲

『あ… …どうも (ハァハァハァ)…よろしくお願いします。』
と鎗田井のなぜかやや
上ずった声が
ケータイから聞こえた。

『ありがとうございます。では、お伺いします』

咲は
鎗田井の上ずった声を
肩がこってるのかな?
たしか眼精疲労もあるって言っていたし…
私のマッサージを待っていてくださったんだ…
頑張って
施術してさしあげないと…。

なんだか
私を指名してくれたことが
嬉しいな… キュン!!
いやん。
禁断ノートの魔法も手伝って
まだ
会ったこともない鎗田井さんに
私ったら
ドキドキしてるよ――――――――っ!!


その頃…
鎗田井は…………。

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