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『なら、20日まで、咲ちゃんにお願いしちゃおうかな？』
と広子が
咲に言葉をかけた。

『はい。どんなこと？』

『あのね……。』

広子から咲への依頼は…

広子には
ここ数年間
訪問でマッサージを施していた
相武巧【ｱｲﾌﾞ　ﾀｸﾐ】という
80歳の高齢のおじいちゃんが顧客として
この10年間施術をしていたが
広子がケガで入院をしてる間に
横浜にある
高級な老人ホームに入所して
そこをついの棲みかにすると連絡をしてきて
今までどおり
広子に週に2回出張を依頼してきた

広子は
交通事故のケガの影響で
週に2回も電車を乗り継いで横浜まで
通うのはちょっとキツいため
先が在籍する今月の20日まで約3週間
広子は咲に横浜までの
出張をお願いしたのだった……


『分かりました。広子さんにはまだ私が新人の頃から可愛がってもらったから、恩返しですね!!頑張ります』
と咲は
快諾した。