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エロース …ときめき探求物語

第12章 追いかけてヨコハマ…

季節は9月に入った…

咲の日常は
大きな変化が……

『咲ちゃん、ホント迷惑かけました。お店のきりもりありがとう!!』

リラクゼーション 
テオーリア 双葉ショッピングセンター店に
店長の
常磐広子が交通事故のケガから
復活してきたのだ。

『咲ちゃんは、私が復帰したら、やっぱりここを辞めて旦那さんのいる大阪に行っちゃうの?』

『……はい。やっぱり旦那には、ちゃんと私がついていて、お仕事頑張ってもらわないと…。それに………』

咲は
従兄の清師豊との14年前の夏の夜の
トラウマを乗り越えたから
こんどこそ
満が心も身体も満足してもらえる
家庭を作れる自信がわいていた。

『もう満に性生活に不満は感じさせないって自信がついてきましたから!!』
と咲は
広子にそう言いかけて
慌てて口をつぐんだ。

『そっか…。咲ちゃんが、いなくなると、ほら…
あの寺門サマとか、咲ちゃんを指名してくださる常連さんも残念がるだろうね…。でも、夫婦は一緒にいるのが一番だし、咲ちゃんのマッサージの技術なら、どこにいってもやっていけるよ!!』
と広子は
気をとりなおして咲の決断を
快く受け止めてくれた。

『あ!!だけど、9月20日までは、頑張って働きますよ!!』
と咲は
広子に腕に力瘤をつくるポーズをとり
笑顔で答えた。

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