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エロース …ときめき探求物語

第12章 追いかけてヨコハマ…

――――咲ちゃん!!

カーテンから漏れ入る
朝日の眩しさに
目覚めた咲の目の前に
ウサコちゃんの姿をした
エロースが
咲に呼び掛けていた………


『あ… おはようウサコちゃん。どうしたの?なんか気合いが入ってるよ』
と咲は
寝ぼけ眼でエロースに
朝の挨拶をした


『咲ちゃんは、今日はじめて横浜に出張サービスに行くんだよね?』
とエロースは咲に尋ねてきた。

『うん。ホントは広子さんの常連のお客さんなんだけど、まだ広子さんは交通事故しちゃった影響で、本調子じゃないから、直々に代理を頼まれたんだよ。広子さんには、新人の頃からお世話にもなったし、私もあと3週間で大阪にいくからね。最後の恩返しのつもりで働かないと…』
と答える咲

するとエロースは
『咲ちゃん… …あのね… ……その横浜行き。 なんだか嫌な予感がするんだよ~ なんか咲ちゃんが傷ついた上に、誤解が生まれて…咲ちゃんが傷つくような…』
と心配した言葉を繰り返した。


『……… ……あはっ!!なんなのぉ?ウサコちゃんヘンだよ?いつもと逆じゃん!! いつもは私に【心の赴くままに動いたらいいよ】なんていってるくせに』
と咲は
笑いながら
『ウサコちゃんの取り越し苦労だよ~』と
言いながら

『じゃあ電車の時間もあるし、行ってくるね~』

エロースを部屋に残して
横浜へと向かった。

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