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エロース …ときめき探求物語

第3章 神々の世界

普段ならば
聞こえるはずのない
人間界が存在する
ロゴスから見た
【もうひとつの宇宙】…
ちっぽけな水槽のような世界の奥底からの声…

それに
ロゴスは興味を示した。

『ロゴスさま!! また今日も気にしてるのですか?』
と想起の女神でロゴスに仕える
アナムネーシスが
ロゴスに心配そうに話しかけた。

アナムネーシスは
ロゴスにむかい
こう語りかける

『あんな別宇宙の地球の住民の叫びなんか愚かなものです…。ロゴス様の耳を汚すだけですわ…』


『ほう。アナちゃんは、地球人を知っているのか?』
とロゴスはアナムネーシスに尋ねる。

『ええ。知ってますわ。地球人は豊かな感性を本来持っていますが… …………残念ながら自らの愚かさで生きるうちに、自分のエゴで自分の首を絞めて一生を終える下等な存在ですわ。』
と眉間にシワを寄せて
アナムネーシスは
ロゴスに答えた。

『そういえば…』
とロゴスは
古い古いセピア色の昔を思い出した…。

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