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びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】

第6章 ブラコンですが、何か?


しょーくんとの“その先”を
頭の中でイメージしてみた

ベッドに組み敷かれている僕に覆い被さるようにして
しょーくんの顔がゆっくりと近付く
いつものように触れるだけのキスじゃなくて
外国映画で見るような貪るようなキスは
薄く開けた唇の隙間からしょーくんの舌がねじり込まれて
僕の舌に絡み付いて…

感情のままに抱きしめ合って
それは痛いくらいで…

お互いの温度が高くて…

湯船に浸かりながら延々とそんな事を考えていたらなんだかムズムズして
僕の中心は完全に反応していた
思わずそこに手を伸ばすと身体がピクッと揺れる


「しょーくん…」


愛しいしょーくんの名前が自然と口から漏れた


「雅紀、どーした?!」


しょーくん?! なんで居るの?!


「開けるぞ!」

「えっ…あっ、ちょっと…!」



― バンッ! ―



勢い良く開けられたバスルームの扉
僕は咄嗟に背中を向けた


「大丈夫か?!」

「だっ、大丈夫…! 何でもないからっ…!」


身体の向きはそのままに
顔だけをしょーくんの方に向けた


「顔、真っ赤じゃんか
やっぱり熱あるんじゃ…」

「無いっ…! 無いからっ…!」

「取り敢えず風呂出ろ!
ほら、捕まって!」

「やっ…ちょっと待っ…!」


後ろから両脇を抱えて浴槽から引きずり出されて
湯船から勢い良く飛び出た僕のソレを…
しょーくんに見られてしまった

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