びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】
第9章 ❦ SPECIAL THANKS ❦ Vol.2
❦和也Side❦
いつもより随分と早くに目が覚めてしまった
最近はもう、過去の辛い日々の夢を見ることも少なくなってぐっすりと眠れている
翔さんの温かな胸に一晩中抱かれたまま
それが当たり前の朝になっていて
「おはようございます、翔さん…」
モゾモゾと上へ移動して
未だ眠りの中に居る翔さんの頬に口付けた
「おはよう、和也」
翔さんの大きな瞳が僕をとらえて、
「あっ… 起こしてしまいましたか、」
「今のキスで起きたよ」
ぎゅうっ、と抱きしめるから
僕もその背に手を回して
「心地良いな…」
「ええ、とても…」
お互いの体温を感じながら
しばしベッドで抱きしめあったまま
「今日、楽しみにしてたんだろ?
皆に会うの久々だもんな?」
「はい。なんだかワクワクしてしまって。」
数日前に突然翔さんから聞かされた
今夜、施設に行く事を。
「潤と落ち合う事になってるからさ、
少し早いけど朝飯食ったら用意するか?
ドライブでもして美味いモノ食べて
皆に土産でも買っていこうか」
「良いのですか…?」
「もちろん。
だって和也もそうしたいだろ?」
「翔さん…」
「そうと決まれば早速着替えような?
土産、何にしようか」
心なしか翔さんも笑顔で
僕の愛する人は、僕が大切に想うものを同じ様に大切にしてくれる
その事が本当に本当に嬉しくて
クローゼットの前で仁王立ちしているそのお背を
温かな気持ちで見つめていた
いつもより随分と早くに目が覚めてしまった
最近はもう、過去の辛い日々の夢を見ることも少なくなってぐっすりと眠れている
翔さんの温かな胸に一晩中抱かれたまま
それが当たり前の朝になっていて
「おはようございます、翔さん…」
モゾモゾと上へ移動して
未だ眠りの中に居る翔さんの頬に口付けた
「おはよう、和也」
翔さんの大きな瞳が僕をとらえて、
「あっ… 起こしてしまいましたか、」
「今のキスで起きたよ」
ぎゅうっ、と抱きしめるから
僕もその背に手を回して
「心地良いな…」
「ええ、とても…」
お互いの体温を感じながら
しばしベッドで抱きしめあったまま
「今日、楽しみにしてたんだろ?
皆に会うの久々だもんな?」
「はい。なんだかワクワクしてしまって。」
数日前に突然翔さんから聞かされた
今夜、施設に行く事を。
「潤と落ち合う事になってるからさ、
少し早いけど朝飯食ったら用意するか?
ドライブでもして美味いモノ食べて
皆に土産でも買っていこうか」
「良いのですか…?」
「もちろん。
だって和也もそうしたいだろ?」
「翔さん…」
「そうと決まれば早速着替えような?
土産、何にしようか」
心なしか翔さんも笑顔で
僕の愛する人は、僕が大切に想うものを同じ様に大切にしてくれる
その事が本当に本当に嬉しくて
クローゼットの前で仁王立ちしているそのお背を
温かな気持ちで見つめていた