君がいるから~Sweet Life~
第6章 L
もう、そこからは
俺も理性なんてのはぶっ飛んで
意地悪したいとか、焦らしたいとか…それすらも頭から消えさった
ただ本能のままに、智を愛し続けて
「しょ…ちゃ…っ」
智の声が、掠れて消えそうになるまで
風呂場で
…寝室で
ひたすら智を貪っていた
俺の嫉妬心は、自分で思っていた以上に強かったらしい
意識が戻らないまま、智の後処理を済ませて
…布団は汗とお互いの残骸でとんでもない状態だったから
ソファーの上に、まだぐったりしたままの智を横たえた
軽く、触れるだけのキスをする
忘れてないからね?
あの可愛い智の「女の子」の姿
ぜーったいさせてやる
でもね、それは俺だけに見せて
他の誰にも見せないで
後で、雅紀に他に写真が残ってないか聞かなくちゃ
俺は怠い体にムチ打って、寝室の掃除に取り掛かった