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奇っ怪談 猥猥談

第1章 はじめてのお泊まり

いいのよ、初めてなのね。25で女を知らないなんて恥ずかしいことじゃないわ。

お局様は優しく言って、舌を絡ませる激しいキスをして、ボクの乳首を刺激する。

たっ、勃った。男経験なんて皆無のはずなのにどこでこんなテクを覚えたんだ。

萎えてはいけない。お局様が気を悪くしたら・・もちろんコンドームは着けて、ボクは目を閉じて、あらゆるエロスを走馬灯のように妄想して必死に事を終えた。

事の最中、お局様は名前を呼んでと言った。
名前なんて知らないけど、そんなこと言ったら殺される。

ボクは思わずお局様と言った。
ああん、抱く時ぐらい呼び捨てにして~。

お局様の名前はつぼみだった。
お~、つぼみさんと言っているようにお局様には聞こえていたらしい・・・首の皮一枚・・

旅行の後でボクは汚れてしまったオチンチンを懸命に洗った。コンドームはしたよな、ヘンな病気はもらわなかったよな・・・

しかし、恐怖はそれだけでは終わらなかった。

お局様と二人でお泊まりしたことは知れ渡り、お局様の初めての男、ボクを男にしたのはお局様と噂になった。

しばらくして、お局様はボクを諦めてくれたが、お粗末だから、ヘタクソだからボクがお局様に捨てられたことになって噂されている。

噂はボクに悪いように流れていく。

こんなことになったのもボクの心の隙が原因なんです。

どうしてノープランをノーブラなんて勘違いをして話に飛び付いたのでしょう。
どうしてあの時にお局様の存在に気づかなかったのでしょう。

ボクは自分の愚かさが許せません。

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