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第4章 ここにいるよ

ピンポーン

インターホンの中に映る姿を確認してすぐ上がって来させる。

もう来たかな?って玄関へ行くとドアの向こうに足音が僅かに聞こえて開ける。

「…来ちゃった。」

「プッ。なんだそれ。」

ふふふ。

にのの少し酔ってふやけた顔を見て、いいお酒だったんだってホッとした。

「お風呂沸いてるよ。入れば?」

ソファやラグに座ると動きたくなくなるからって、着替えを取りに行くついでに、にのの背中をバスルームへと押した。

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