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第6章 恋人は秘密です

「にの?」

「なーに?」

「くふ。
なんでもない。」

あー、可愛い。

ね。

早く帰って抱きしめたい。

小指を握られてたのを、ほどいて手を繋ぎ直した。

恋人繋ぎってやつ?

ね。

早く帰って、

ちゅーしたい。

おんなじこと思ってるかな?

そうだといい。

後から聞いてみよう。

繋いだ手をギュッとしたら、ギュッと返ってきた。

また、好きだな、って思った。

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