テキストサイズ

ラブリー

第5章 la vie en rose〜愛しきバラ色の人生〜



愛しきバラ色の人生

♡la vie en rose♡*おまけ*



a


音や声の反響する浴室。



こだまする甘い声の主はさっきから俺にしがみついてる。

「ぁ…あぁっ!」

揺さぶられて更にしがみつくその華奢な肩にもキスを落とす。

「お、お湯がっ、」

「ん?」

「はいって、く、る、からぁ、」

「マジ?イヤ?」

「や、だっ、」

やだ、って割にラストへ向かって腰を擦りつけてんのは誰ですか?



いつだったか…

付き合って間もない頃、ハードル上げんな、ってお断りされた一緒にお風呂。

当たり前のように一緒に過ごすうちに一緒に入るようになって。


見んな

から始まって、

触んな

って遠ざけて。


でも慣れってのは怖いもので俺が普通にしてたら、にのもあまり恥ずかしがらなくなったんだ。

湯船でにのを前にして俺が後ろに入るのは文句言わなくなった。

なんなら今では一緒に浸かるタイミングを合わせたりなんかしちゃってるにの。

なんなんだよ。

可愛すぎ。

でもこの体勢もギュッとしたり、髪を触ったりは許してくれるけど身体を撫でるのはダメ。

やらしく触るのはNGなんだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ