ラブリー
第5章 la vie en rose〜愛しきバラ色の人生〜
なんだかよくわからないルールだけど俺はにのの言いつけを守った。
だって機嫌を損ねて一緒に入るのを拒まれたら元も子もない。
俺って健気…
でもねぇ、慣れっていうのは怖いってのと同じくらい。
勢いとタイミングってのも怖いんだよね。
侮れないんだよ?
髪の毛を洗ってやる、って色気は封印でまさにゴシゴシと洗ってやってる時。
なんとなくいけそうな気がした俺は髪の毛をすすぐと、体もついでに洗ってやると有無を言わさずボディソープをタオルにプッシュして勢いのままにのの体を洗った。
そう、やらしさを封印したゴシゴシという動き。
されるがままのにの。
いや…様子を伺ってるのか。
「強いって。もう少し優しくしてよ、」
「はーい、」
羊さんは狼に食べられちゃう寸前。
優しく…ね…
タオル越しににのの乳首の周りをクルクル。
ビクン
感じた?
感じちゃった?
にのの弱いとこだもんね、乳首。
でもまだ乳首は触ってないよ?
今すぐパクッと食いつきたいのをグッと我慢。
警戒しないように徐々に攻めるつもり。
お腹や背中を最初のゴシゴシより優しい力加減でタオルを滑らせた。