ラブリー
第1章 いとしいひと
「入ったよ。」
「う、ん。」
「ごめん。
もう出そ…」
「マジ?」
「ごめん、動けない。
動いたら…出ちゃう。」
「ふふふ。」
にのが微笑う。
「笑わないで…
出る…から…。」
「もう…いいよ…
イっちゃえ。」
「いいの?」
「いいよ。
てか、俺も出ちゃう…から…」
中高生じゃあるまいし。
動けない…って、どういうことだ。
それでもゆっくり腰を動かすと、
にのは身体が覚えてたという感じに…
いいところに当たるように…
自然とにのの腰が揺れた。
「あああ…」
「はあ、イく…っ…」
宣言通りあっけなく放ってしまった。