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ラブリー

第1章 いとしいひと



どうしても。



どうしても。



そうしたくて、でも駄目ってわかってるから、

にのの内腿…
ほとんどにののの…横。

ちゅうと吸いついたら思ったより薄くて。

薄く咲いた花。

もっと赤くつけたい。

にののを揉みながら、ちゅう、ちゅうと何度も吸いつく俺に、にのはついに笑い出した。

「もう…笑っちゃって萎えてきたわ。」

するりと俺の手から逃げて、


「こうじゃない?」


ちゅう。


ピリッとした甘い痛み。

視線の先には真っ赤に咲いた小さい花。


ふふ。


これこれ。


もう一度仕切り直してにのに吸いつく。


ちゅう。


同じように鮮やかについた花。

にのはそれをまじまじと見て呟いた。

「この薄いのも、」

そこまでで口をつぐんでしまう。

「なに?

かわいい…って…感じ?」

「そ。」

それはそれは可愛らしく眺めてる。

けど…

はたから見たら自分のを見て笑ってる姿だからさ。

ってツッコミたかったけどやめた。

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