ラブリー
第1章 いとしいひと
にのの身体はもう震えてない。
気持ちいい時は跳ねるけど。
小さくなったにののを包むとやわやわと揉んだ。
徐々に芯を持つそれを上下に扱いて先端から蜜が溢れてくるのを纏わせる。
くびれや裏筋を弄ると少し高く啼いた。
「…んっ…あぁ…」
にのは左手を伸ばすと俺の手を握った。
そんな…
俺の利き手が塞がるじゃん。
俺は残された左手でにのの片方の乳首を摘んで、もう片方は舌先で突くように舐めた。
「はぁ…ん…」
「にの…」
右手をバタつかせて俺のを見つけたにのは器用に俺のを扱く。
既に緩く勃ってたそれはみるみる大きく硬くなって。
前から思ってた。
男同志だから繋がるのは大変だけど…
この触り合うのはどこをどう触れば気持ちいいかわかるからなのか男相手だと絶妙に的確に快楽へと導く。
もちろん好きな人にされるってのが大前提だけどね。
好きな人っていうか…
俺にとってはもうにの以外に考えられないよ。