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ラブリー

第2章 sly



気持ちいい。


ベッドの上に寝転がったまま動けない。


心地よい脱力感と達成感。

布団の上で目を閉じて余韻に浸るけどできるならにのの肌を感じたい。

となりで同じように寝転がってる、にのを確認して手を動かして触れた部分を撫でる。

乱れた息が落ち着くのを待って、余韻も堪能した後でようやくゴソゴソと動き始めた。

にのの身体を綺麗にして俺のも綺麗にすると、にのに擦り寄った。

胸の中に抱きとめて足で下の方で丸まった毛布を俺たちふたりの身体に掛ける。

明日はふたりとも午後からだから、ゆっくりできるよね。

「にの?」

声をかけたら返事してくれた。

「なに?」

「呼んだだけ。」

「なんだよ、それ。」

「もう寝る?」

「うん。もう限界。」

そう言ったそばから寝息が聞こえてきた。

あどけない寝顔…

にのの肩をぎゅっとしてから俺も目を閉じた。

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