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ラブリー

第2章 sly



こんなことを何回すれば答えは出るのかな。

もしかしたら答えなんてないのかもしれない。



俺とにのの関係には名前がない。



いつからだっけ。

身体を重ねるようになったのは。

小さい頃からいつも一緒にいて深く考えずに、ただ好きだな、って思ってキスした。

にのがうちに泊まりにきた時だったと思う。

お互いの家にしょっちゅう泊まりあって一緒にベッドに入ってキスして眠るのが当たり前になって。


でも。

告られた…
とか。
いいなって思う子がいる…
とか。

お互いそういう女の子の話もして。

少しヤキモチみたいなのもあったけど邪魔したり、ましてや束縛なんてできない。

健全な男の子なんだから。

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