
ラブリー
第2章 sly
いやらしい音がして恥ずかしくて、どうしていいかわからなくなった。
「も、やっ、」
やめて、ってずいっと頭を押したけどやめてはくれない。
「きもちい?
イっていいんだよ?」
いやだ。
「ぁ、ん!」
やめて欲しいのに声が出てしまう。
反応するからダメなんだ。
わかってるのに。
一生懸命、言葉にした。
「い…一緒がいい…」
あんなに俺を追い立ててた動きがピタとやんだ。
「かわい…」
小刻みに震えてる身体に一度覆いかぶさると肩口にキスしてギュッとされた。
やわやわとお尻を撫でたり揉んだりしていた手が後ろにまわって指を入れて解される。
「ん、あ…」
「ごめん、大丈夫?痛くない?」
「大丈夫。」
早く。
もうきて。
浅い息を吐きながら、ただその時を待つ。
相葉くんの手が膝に乗せられた時に緊張して力が入った俺。
すぐにそれに気づくと膝に唇を寄せて音を鳴らした。
ちゅっ
「力抜いて?」
優しい声に導かれて身体に入ってしまってる力を緩めてみる。
「ん!」
捻じ込まれたそれはジワリジワリと中へ進む。
「あ、にの…」
腰を打ちつける相葉くんが苦しげに歪む顔を揺さぶられながら見つめた。
