テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第51章 晴美の末路

やがて、檻の中に巨大なアナコンダが入れられました。
何か太いチューブの様な物を通って。
大げさじゃなしに、10m以上はあったんじゃないでしょうかね。

それはゆっくりと晴美の方に近づいて来るんですよ。
Mが凄いだろ、と言わんばかりに得意げに私の方を、チラチラと横目で見てきます。
それは、ゆっくりと巨体をしならせ、晴美の体に巻きつきました。

声帯か舌もやられてるんでしょうか、晴美は恐怖の表情を浮かべながらも、声ひとつあげませんでした。
パキパキ、と言う野菜スティックを2つに折った様な音がしました。
晴美の体が、グニャグニャとまるで軟体動物の様になっていったんです。

10分ほど経ったでしょうか。
それが大口を開けました。
晴美のツルツルになった頭を飲み込んだんですよ。

ここからが長いんだ、とMは言い、早送りを始めました。
それは、晴美の頭部を飲み込み終えると、さらに大口を開け、今度は肩を飲み込み始めました。

胴体に達したとたん、テープが終わりました。
続きが、後2本あるんだ、とMが言ったんです。
もういい、と私は言うと、逃げるようにビルの巡回に戻りました。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ