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ネットに落ちてた怖い話

第56章 昔田舎で起こったこと

県道方面から見てカーブの入り口を左側、濃い藪が広がってるなかで確かに藪が薄い一本のラインが見える。

藪の中は緩い土がヌタヌタと不快な感触だが、このライン上は心なしか踏み固められているように思えた。

藪を掻き分け、笹で手を切りながら進んでいくと、川に出た。


B「ほれ、橋だw」


Bがニヤケながら指差したのは、古びた吊り橋だった。


A「橋ってこれかよw行けるか?これw」

B「ホラ、結構丈夫だし行けるだろw」


まずはBが先陣を切って吊り橋を渡りはじめた。

ギギギギと嫌な音はするけど、見た目よりは丈夫そうだ。

Cは泣きそうな顔をしていた。

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