テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第7章 パンドラ[禁后]

私達は唯一の出入口であるガラス戸の前にいたので、外に出たという事はありえません。
広めといえど居間と台所は一目で見渡せます。
その場にいるはずのD妹がいないのです。

「〇〇!?どこ!?返事しなさい!!」

D子が必死に声を出しますが返事はありません。

「おい、もしかして上に行ったんじゃ…」

その一言に全員が廊下を見据えました。

「やだ!なんで!?何やってんのあの子!?」

D子が涙目になりながら叫びます。

「落ち着けよ!とにかく二階に行くぞ!」

さすがに怖いなどと言ってる場合でもなく、すぐに廊下に出て階段を駆け上がっていきました。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ