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ネットに落ちてた怖い話

第12章 リアル2

日も暮れてきて、埼玉の実家があるバス停に着いた頃には夜9時を回る少し前だった。
都内と違い、工場ばかりの町なので夜9時でも人気は少ない。バス停から実家までの約20分を足早に歩いた。人気の無い暗い道に街灯が規則的に並んでいる。
内心、一昨日の事がフラッシュバックしてきてかなり怯えてたが、幸いにも奴は現れなかった。

が、夜になり涼しくなったからか俺は自分の身体の異変に気が付いた。
どうも首の付け根辺りが熱い。
伝わりにくいかと思うが、例えるなら首に紐を巻き付けられて左右にずらされているような感じだ。
首に手をやって寒気がした。熱い。首だけ熱い。
しかもヒリヒリしはじめた。どうも発疹のようなモノがあるようだった。

歩いてられなくなり、実家まで全力で走った。

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