テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第15章 リアル5

「いや、僕にはここの人達みたいには出来ないです。本当に皆さん凄いと思います。真似出来そうもないですよ」

照れながら答えたら

「そうじゃなくて帰っちゃ駄目みたいなのよ」

「え?」

「だってまだ残ってるから」

また顔がひきつった。


結局、本山を降りる事が出来たのはそれから二ヶ月後だった。
実に五ヶ月も居座ってしまった。

多分、こんなに長く家族でも無い誰かに生活の面倒を見てもらう事はこの先ないだろう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ