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ネットに落ちてた怖い話

第20章 地下のまる穴1

高校3年になり、宗教施設の事は話題にもならなくなっていたのですが、ある日同級生のAが「あそこに肝だめしに行かんか」と言いはじめました。

Aが言うには「親から聞いたけど、悪魔教の建物に可愛い女が出入りしとるらしい。毎日店に買い物に来とるらしいで」

Aの実家は、地域内で唯一そこそこ大きいスーパーを経営していました。
Aの両親は毎日2万円~3万円ぶんも買い物をしていく「悪魔教」にすっかり感謝しているようでした。

Aは「俺の親は、あそこの信者はおとなしくて良い人ばかりって言いよったよ。怖くないし、行ってみようや」

私やその他の同級生も遊ぶ場所がなく毎日退屈していましたので、「じゃあ行くか!」という事になり、肝だめしが決定しました。

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