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ネットに落ちてた怖い話

第21章 地下のまる穴2

用を足したあと、鏡を見て悲鳴をあげました。

顔が私ではありませんでした。
まったくの別人でした。
覚えていないのですが、その時私は激しいパニックを起こしたらしく、大変だったらしいです。

その後は一ヶ月近く入院しました。
私は両親と名乗る男女や、妹を名乗る女の子や、見舞いに来た自称友達や、自称担任の先生だったという男性らに「僕は○○じゃないし、あなたを知らない」
と言い続けました。

AやBの事や、自分の過去や記憶を覚えている範囲で話し続けましたが、すべて記憶障害、記憶喪失で片付けられました。
Aなど存在しない、Bもいない、そんな人間は存在しないと説得されました。

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