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ネットに落ちてた怖い話

第21章 地下のまる穴2

私は驚愕しました。
そして本を手にとり、必死に読みました。

「○○○○」はこの世界では、かなり巨大な宗教団体というのが分かりました。

私のいた世界では名前も聞いた事がない無名の新興宗教団体だったのに、こちらでは世界的な宗教団体だったのです。
それから私はその宗教の関連本を何冊も買い読みあさりましたが、それは意味がない行為でした。

読んだからといって何も変わりません。
戻れるわけでもなければ、誰かに私の過去を証明できるような事実でもありません。

周りに話したところで「それは意識がなかった時に○○○○が夢に出てきただけだ」と言われるだろうと思ったからです。

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